大介護時代に向け
自宅で安心した生活をいつまでも送るために

【介護予防に向けた半日型デイサービス】

介護保険制度が施行され今までの間、時代は大きく変化してきましたが、介護サービスの内容は変化せず画一的で「介護サービスは介護が必要になった人が使うもの」という固定概念があり、私自身もそれを払拭できないままデイサービス事業を漫然と運営してきました。
次第に地域に大規模施設が増え利用者が集中し競争が激化していく中で、中小規模の事業所では新規利用者の獲得・介護人材確保に苦労するようになり、抜本的にサービス内容を見直さなければ淘汰されてしまう時代に危機感を感じていました。
そこで、私が11年間ケアマネジャーとして多くの利用者様と関わる中で、画一的な介護サービスに対してサービスの多様化が求められる時代変化を感じ「最後まで元気で家にいたい」「施設に入りたくない」というニーズの多さ、地域に要支援などの軽度者の受け皿となる介護予防サービスが不足している課題に着目しました。
利用者自身が目的意識を持ち主体的に介護予防に取り組める場所をコンセプトに「介護が必要のないカラダづくり～No Care Best Life～」を掲げ、自分でも通いたくなるような介護予防に特化した、市内初の機能訓練特化型デイサービスを核とし、介護保険サービス外収入を得るために、介護サービスの提供時間外には様々な用途で幅広い世代が集い多様な使い方のできる場所を作る事に私は事業の生き残りを掛けて挑むことにしました。

【これからの介護分野への思い】

少子高齢化が深刻化し今後介護人材だけでなく様々な専門職の確保は厳しくなります。中小規模の介護事業所はさらに厳しさを増し、大規模施設のミニチュア版では淘汰されてしまう時代です。
私たちは、今までのような画一的な介護サービスではなく、多様性を求められる時代の転換期に立たされています。介護サービスそれぞれが、介護保険制度の動向に注視しながら地域性や世代によって異なるニーズを多角的にしっかりと捉え、生き残りをかけた介護サービス運営の在り方を考え、中小規模の良さである発想力・機動力を生かし選ばれる仕掛けつくりを常にアップデートしながら運営する施設が増える事を切に願いたいと思います。